ブルックGolfの動画に登場したのは、「特級呪具」と呼ばれる一本のスイング練習器具。
その正体は、シャフトのしなりとヘッドが走るタイミングをクリック音で確認できるTamterdです。
なぜ普通の練習器具ではなく、「特級呪具」と呼ばれたのでしょうか。実際の練習方法とともに、その理由を紹介します。
強く振るだけではヘッドは走らない
動画で最初に説明されているのは、飛距離アップと「シャフトのしなり」「ヘッドの走り」の関係です。
通常のクラブでは、シャフトがどのようにしなり、いつ戻っているのかを自分で感じることが難しい場合があります。
Tamterdはしなりを感じやすい設計に加え、スイング中にクリック音が鳴ります。この音を目安にすることで、ヘッドのエネルギーがどの位置で解放されているかを確認できます。
クリック音で分かる2つのミス
動画では、代表的な2つのミスが実演されています。
1 アーリーリリース
切り返し直後から手首をほどくと、身体の右側など早い位置で音が鳴ります。
この段階でエネルギーを使ってしまうと、インパクト時にヘッドを十分に加速させにくくなります。フェースが開いたり、ロフトが増えたりする原因にもなります。
2 身体だけを回してしまう
身体の回転だけを意識し、腕やヘッドが十分に動いていない場合、適切な位置で音が鳴りません。
Tamterdは「早く鳴りすぎる」「必要な場所で鳴らない」という違いを耳で確認できるため、自分のリリースタイミングを見直す目安になります。
最初は小さな動きから練習する
初めから全力で振る必要はありません。
動画では、まず小さな動きでTamterdを振り、身体の正面付近で音を鳴らす練習が紹介されています。
意識するポイントは次の3つです。
- 周囲の安全を確認して構える
- 左脇や体幹を意識しながら小さく振る
- 身体の正面付近で音が鳴る感覚を確認する
音の位置が安定してきたら、少しずつ振り幅を大きくします。
速く振ることよりも、毎回ほぼ同じ位置で音を鳴らせるかを確認することが大切です。
毎日10回から始められる自宅練習
動画に登場する使用者は、Tamterdを自宅で継続的に使用していたと話しています。
練習回数の目安として紹介されているのは、1日10~50回程度。時間がある日は連続素振りを取り入れる方法もあります。
連続して振ることで、次の感覚も確認しやすくなります。
- スイング中のバランス
- 体幹と腕の連動
- 力みを抑えた切り返し
- 一定のリズム
- ヘッドを前方へ走らせる感覚
毎日練習場へ行けない人でも、自宅で短時間の素振りを継続できることがTamterdの大きな特徴です。
Tamterdから実際のクラブへ
動画では、Tamterdを振った直後にドライバーへ持ち替え、同じ感覚で実際にボールを打っています。
出演者からは、実際のクラブが軽く感じられる、シャフトのしなりを意識しやすいといった反応がありました。
おすすめの練習順序は次のとおりです。
- Tamterdで小さく振る
- 身体の正面で音が鳴る位置を確認する
- 徐々にスイングを大きくする
- 実際のクラブへ持ち替える
- 同じリズムとリリース感覚で素振りまたはショットを行う
Tamterdだけを速く振るのではなく、そこで得た感覚を実際のクラブへつなげることがポイントです。
ドライバー以外の練習にも
動画後半では、ドライバーだけでなく、次のような練習にも活用されています。
- 足を閉じたバランス練習
- 小さなアプローチ動作
- 片手でのスイング
- バンカーショットを想定したヘッドの動き
- ラウンド前のウォームアップ
振り幅を変えながら音の位置を確認することで、フルスイング以外でもヘッドを動かす感覚を練習できます。
また、矯正グリップモデルは、グリップに沿って手を置くことで、握り方を確認しながら素振りできるよう設計されています。
大切なのは音を鳴らすことではなく鳴る位置
Tamterdは、単に強く振って音を鳴らすための器具ではありません。
重要なのは、クリック音がスイングのどの位置で鳴ったかを確認することです。
早すぎる場所で鳴っていないか。身体だけが回り、必要な場所で鳴らなくなっていないか。毎回同じ位置で鳴らせているか。
このフィードバックを使って繰り返し調整することで、シャフトのしなりとヘッドが走るタイミングを身体で覚えやすくなります。
ヘッドスピードを高めたいけれど、シャフトのしなりやリリースの感覚が分からない方は、まず小さな素振りから試してみてください。
※使用前に周囲の人、家具、照明、ガラスなどとの距離を十分に確保してください。練習による変化には個人差があります。
